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【コラム】『ホリミヤ』は面白い?つまらない?

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©HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会 私は後者です。そして意見を押しつけるつもりでもなく、ただ自分の感想を書いているだけなので好きな人はわざわざ見ないでくださいね。 大前提 ・私は漫画『堀さんと宮村くん』、漫画『ホリミヤ』、2021年アニメ『ホリミヤ』を見ている 完走はしていないものの、漫画も当時流行りだったりハマっている友達もいたので読んでいます。 ・スピンオフ漫画『浅尾さんと倉田くん』は好きだった ガンガンオンラインで連載していたのを初期から読んでいて普通に面白かった。 ちなみに『堀さんと宮村くん』よりこっちが先に触れた作品。 世間一般では断然おもしろい ・漫画『ホリミヤ』から10年、ファン待望の作品 ウェブ漫画でありながら『堀さんと宮村くん』は絶大な人気を誇っており、(OVAは作られたものの)アニメ化を望む声は数多くありました。 (むしろ私すら何でアニメ化しなかったんだろうと思ってた) 漫画からのファンも、アニメから入ったというファンも等しく評価はいい。 「ホリミヤ 評判」とかで検索してみてほしい。 ほんと褒め言葉ばかりだから。すごい。 ・「ホリミヤがつまらない」なんて言う人はいない なんて書いてあるサイト多いですよ。 悪意丸出しで申し訳ないけど「ホリミヤ つまらない」と検索しても、「ホリミヤをつまらないって言う人はいない。面白い」って感じに出てくる。 まじか。ほんとか。すごいな。 ・アニメは作画も綺麗でキャラも可愛い アニメとしてすごく出来がいい。 CloverWorksが作るだけあって、キラキラした青春が綺麗に描かれている。 その上、戸松遥さんをはじめとして豪華声優陣の演技。 本気を感じる。 それでも私は好きになれない ・面白いという意見は分かる クオリティやキャラクター設定、ストーリーなど面白いという意見は分かる。 単に私の好みじゃないのだ。 つまらないというよりは、ホリミヤは苦手というのが正しいのかもしれない。 そして面白いという意見は分かるものの、私みたいにマイナス評価の人を他作品と比べて全然見かけないのが心底不思議。なぜ? ・クソ真面目なタイプにはあわないかもしれない この場合の真面目は悪口ね。 私がそうであるように、高校生で入れ墨とかわけわからんし、隠すくらいならやらなきゃいいんじゃない?ていうか校則違反では?...

ひぐらし業の黒幕?北条沙都子を徹底解説(ネタバレあり)|ひぐらしのなく頃に業

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  ©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会 北条沙都子の概要 北条家の長女。 身寄りがおらず、現在は古手神社内の倉庫にて古手梨花と二人暮し。 昭和58年時点で小学6年生。 綿流しのお祭りの直後の6月24日が誕生日。 両親はオヤシロさまの祟り2年目に旅行先の展望台にて転落死。 昭和55年時点で 雛見沢症候群L5を発症 。 治療の末、薬を投与し続けることでL3まで落ち着かせることができた。 ▼家族構成 ・血縁関係にある人物 母親(事故死)、北条悟史(兄、失踪) ・他 母親の再婚相手である北条(事故死) 北条鉄平とその妻(叔母は昭和57年に死亡) 事故死した父親は母親の再婚相手で、北条鉄平も再婚相手の弟であり血の繋がりはない。 母親は幾度も再婚を繰り返しており、中には沙都子を虐待する男もいた(沙都子は最後の方では父親の区別ができず記憶が混同していた)。 ▼交友関係 古手梨花…お互いに身寄りがなく、助け合いながら共に生活する親友であり、家族のような存在 園崎詩音…目明し編までは一方的に沙都子を恨むが、皆殺し編以降は沙都子を妹として溺愛 前原圭一…ストーリーによっては沙都子が彼を意識する素振りもあるが、本編ではあくまでも「にーにー」のような存在 竜宮レナ…ことあるごとにお持ち帰りしようとしてくる 園崎魅音…部活設立後は良好な関係 鷹野三四…皆殺し編の鷹野曰く「友達」。実験云々なければ仲良くできていたかもしれない? 入江京介…沙都子を冗談抜きに養子に迎えようと考えるくらい心配してくれているが、沙都子本人がどこまで入江の気持ちを組み取れているかは不明 北条家の村八分問題 ・きっかけはダム戦争 ダム建設問題が表面化していた頃、雛見沢村全体が一丸となって戦ったと言われているものの、実のところ反対組織はいた。 立ち退きを受け入れれば受け取れる補助金を頼りにしていた貧しい家庭も一定数おり、それが所謂ダム推進派。 北条家、沙都子の義父がダム推進派の中でも声が大きくリーダーとして園崎家とバチバチ争っていた。 結果、 推進派を潰すために北条家は村八分という見せしめを受けることになる 。 それからずっと北条家は罰当たりもの扱い。 ・北条家を気にするのは年寄り層だけだが、それが村の中心でもある 学校内では沙都子がいじめられている様子もなく、和気あいあいとしているのは子どもたちの...

「ひぐらしのなく頃に」のターニングポイント「目明し編」

中学生時代に「ひぐらしのなく頃に」にハマり、漫画を追いかけ、アニメを完走し、高校に進学した後はDSの絆をプレイする人生でした(今はひぐらし業をリアルタイム視聴中なんだから、続く作品は続くのですな) 漫画から入ったこともあり、「鬼隠し編」がめちゃくちゃ怖かった……! だからこそハマり込んだのかもしれない。 当時はレナが好きでしたね。 今でも2番目です。 「目明し編」を読んで世界が変わった 私のひぐらしに対する見解が変わったのは、目明し編を読んだ時。 如何せん、解答編のスタートとなる物語なわけで、目明し編を読むとみるみる綿流し編の答えが見えてくるわけで。 当時は考察的な面ではなく、単なる物語と演出を楽しんでいたので勝手に納得していただけですが……。 多分、ちょっと考えれば双子の入れ替わりなんて誰でも見抜ける謎なんですが、私はそんなこと考えてなかった。 圭一目線にいたので、とにかく周りの人がいなくなることに恐怖を覚えていました。 だから詩音に対しても一緒にいてくれ!という気持ちしかなかったし、レナに秘密がばれるの怖かったし、魅音はどこか信用ならなかった。 だから入れ替わっていたと知った時はびっくりしちゃったんですよ。 まんまと作者の罠にハマった感じですよね。 あそこのシーンは裏側から見るとこうだった。 あのキャラクターの行動にはこういった意味があった。 次々とピースが勝手にはまっていくのを見て、この作者、めちゃくちゃ作りうまいなと感心したくらいです(生意気な学生で申し訳なかった) 出題編は恐怖がメインだったけど、目明し編からは恐怖の裏側が描かれ、今までの作品が全部違う世界に見えた。 そして、裏を暴いたのに、狂気に支配されてしまった詩音が辛くて切なくて寂しかった。 「目明し編」は恋愛要素が強い 鬼隠し編はレナ、綿流し編は魅音、祟殺し編なら沙都子がメインヒロインに据えられ、前半はギャルゲーに近い形で物語が進行していきます。 朴念仁な主人公が女の子の好意には気づかないけど、いろいろ気を回してもらってよくしてもらう(気づいたら恐怖の渦中ですけどね) 目明し編では圭一が登場しているにも関わらず、 主人公が圭一から詩音へ移りました。 舞台は昭和57年から描かれ、園崎家や雛見沢の闇が色濃く描かれていきます。 北条家に関する問題も、悟史くんを通して詩音から語られます。 一番色濃いのは、園...